【企業向け】インフラエンジニアの年収目安と低コストで運用する方法を解説

【企業向け】インフラエンジニアの年収目安と低コストで運用する方法を解説

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企業にとって、インフラエンジニアの確保とITインフラの効率的な運用は重要な課題です。優秀な人材を引き付けるには適切な年収設定が必要ですが、同時にコスト管理も欠かせません。

そこで本記事では、インフラエンジニアの年収相場を詳しく解説するとともに、ITインフラの低コスト運用方法についても紹介します。

人材確保と経費削減の両立を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

インフラエンジニアの年収相場

まずは、インフラエンジニア全体の平均年収をはじめ、未経験〜2年目、3〜5年目、6年目以降の業務内容と年収の変化を解説します。

インフラエンジニア全体の平均年収

インフラエンジニアの平均年収は、厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」の情報によると、684.9万円(令和5年)となっています。これは他の職種と比較しても高い水準です。

出典:厚生労働省 jobtag

未経験〜2年目の年収目安と主な業務内容

未経験〜2年目のインフラエンジニアの年収は、約250万〜380万円程度です。

主な業務内容には、サーバーの運用・保守やネットワークの監視、トラブルシューティングなどがあります。

未経験者は、まず実務経験を積むことが重要です。資格(例:CCNA、LPIC)を取得することにより、初年度の年収が上がるケースも見られます。

3〜5年目の年収相場と求められるスキル

3〜5年目のインフラエンジニアの年収は、約400万〜600万円程度です。

この段階のエンジニアには、システムの設計・構築、クラウドサービスの導入・運用、プロジェクトマネジメントスキルが求められます。また、セキュリティ対策の経験も重要です。

このように、キャリアの幅が広がることで、年収が安定的に増加していくでしょう。

6年目以上のベテランエンジニアの年収と役割

就業して6年目以上のベテランインフラエンジニアの年収は、約600万〜900万円に達する場合もあります。これは、プロジェクトマネージャー、チームリーダー、大規模システムの設計・運用に携わるなど、責任の重い役職に就くケースが増えるからです。

ベテランのインフラエンジニアは、高度な技術力と豊富な実務経験を持ち、企業のプロジェクトの成功へと導く重要な人材として期待されています。

インフラエンジニアの経験値ごとの年収目安や必要なスキル、期待できる役職をまとめると、以下のようになります。

経験値

未経験〜2年目

3〜5年目

6年目以上

年収目安

約250万〜380万円

約400万〜600万円

約600万〜900万円

必要なスキル

  • ITインフラの基礎知識
    (サーバー、ネットワーク、
    データベース)

  • 基本的なOS操作や
    コマンド操作

  • 運用監視ツールの
    基本的な使用方法

  • 簡単なトラブル
    シューティング



  • 実務的なITスキル
    (ハードウェア、
    ソフトウェア
    クラウドサービス)

  • スクリプト言語や
    SQLの基本的なスキル

  • セキュリティの知識

  • プロジェクト管理の基礎

  • 顧客折衝能力

  • IaC
    (Infrastructure as Code)
    の基本
    (Ansible、Terraformなど)

  • CI/CDパイプライン
    の理解

  • 高度なネットワーク構成
    の理解
    (VLAN、VPN、
    BGP、OSPFなど)

  • 高度なセキュリティ対策
    の実装

  • コンテナ技術
    (Docker、
    Kubernetes)の深い理解

  • クラウドサービスの
    高度な活用
    (AWS IAM、
    VPC、RDSなど)

  • 効率化と自動化の
    高度なスキル

  • プロジェクト全体の
    マネジメント能力

  • 要件定義や設計業務の経験

  • チームリーダーシップと
    メンタリング能力

期待できる役職

  • ジュニアエンジニア

  • アシスタントエンジニア

  • 中堅エンジニア

  • プロジェクトリーダー
    (小規模プロジェクト)

  • シニアエンジニア

  • プロジェクト
    マネージャー

  • テクニカルリード

  • アーキテクト

関連記事:インフラエンジニア案件の単価と相場はいくら?外注するメリットも解説

インフラエンジニアの年収を左右する要因

次に、インフラエンジニアの年収を左右する要因について解説します。

スキルや資格が年収に与える影響

インフラエンジニアが持つスキルや資格は、インフラエンジニアの年収に直接影響する重要な要素です。

高度なスキルやAWS、CCNAなどの関連資格を保持する人材は、専門性が高く、年収が上がります。特にクラウドやセキュリティ関連のスキルは需要が高く、これらのスキルを持つエンジニアは、業界で高く評価されています。

このような人材を採用する際は、競争力のある高年収を提示する必要があると言えるでしょう。

関連記事:【一覧表】インフラエンジニアに求めるスキル15選!資格も紹介

勤務地域や企業規模による年収の違い

インフラエンジニアの年収は勤務地域や企業規模により大きく異なり、都市部の大手企業ほど年収が高い傾向です。

例えば、東京や大阪などの都市圏では特に需要が高いため、年収も高めに設定する必要があるでしょう。一方、中小企業や地方では、年収が低めに設定されています。

ただし、リモートワークやフリーランスの増加により、地域格差が縮小する傾向が見られます。

フリーランスと正社員の年収比較

フリーランスのインフラエンジニアは、自身のスキルや実績によって高収入を得ているケースも少なくありません。フリーランスの場合は、個々のスキルレベルに応じて、月単価40万円~150万円程度で案件を請け負うのが一般的です。

一方、正社員のインフラエンジニアの場合は、安定した収入を得やすく、福利厚生も充実しているケースが多いです。正社員のインフラエンジニアの平均年収は、500万円~800万円程度が相場となっています。

ITインフラを低コストで運用する方法

以下では、ITインフラを低コストで運用する方法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

現在のコストと利用状況を見直す

ITインフラのコスト削減を実現するためには、まず現在のコストと利用状況を見直すことが重要です。定期的なコスト分析を行い、不要なリソースや過剰な支出を特定しましょう。これにより、無駄なコストを削減し、リソースを最適化できます。

また、サーバーの稼働率やネットワーク使用量などを監視することで、効率的な利用を実現可能です。

クラウド型のITインフラを導入する

クラウド型のITインフラを導入することで、初期投資や維持管理費を大幅に削減可能です。

例えば、AWS、Azure、Google Cloudなどのクラウドサービスを活用することで、必要なリソースをオンデマンドで利用でき、コスト効率が向上するでしょう。

また、クラウド型のITインフラでは、スケーラビリティ(拡張性)が高まることで事業の成長に応じた拡張や縮小が可能となるため、ITインフラを効率的に運用できます。

関連記事:インフラエンジニアが扱うAWSの仕事内容とは?代表的なサービスも紹介

運用自動化ツールを活用する

運用自動化ツールを導入することで、ITインフラの運用コストを削減できます。

Ansible、Terraform、Jenkinsなどの自動化ツールを活用し、定型作業を自動化することで、ヒューマンエラーが減少します。その結果、運用チームが高度な業務に集中できるようになり、全体的な運用効率が向上するでしょう。

また、自動化によって業務の一貫性が保たれるため、メンテナンスコストの削減にもつながります。

リースの活用で初期投資を抑制する

ITインフラの初期投資を抑えるためには、リースの活用も有効です。サーバーやネットワーク機器をリースにすることで、初期費用を大幅に削減できます。また、リース契約にすることで、資産管理の手間やコストも削減されるでしょう。

リース契約を活用することは、設備が老朽化するリスクを回避しながら、常に最新のインフラ環境を整えることにもつながるため、おすすめです。

フリーランスへの業務委託を活用する

フリーランスのインフラエンジニアを活用することで、人件費の無駄を省いた、低コストで効率的なITインフラの運用が可能です。

フリーランスへ業務委託することで、即戦力となる経験豊富な人材を必要な期間だけ活用できるため、固定費を抑えられます。また、特定のスキルを持つエンジニアを柔軟に採用できるため、プロジェクトの規模や要件に応じた人員調整が容易です。

さらに、高い専門知識と最新技術を持つフリーランスを活用することで、自社のリソースをコア業務に集中させることができるため、市場における競争力が高まるでしょう。

フリーランスのインフラエンジニアに業務委託するメリット

インフラエンジニアの業務委託には、「フリーランスエンジニア」がおすすめです。以下で、その主な理由を解説します。

さまざまなコストを削減できる

フリーランスのインフラエンジニアに業務委託することで、人件費や福利厚生費などの固定費を削減できます。必要なスキルを持つ人材をプロジェクト単位で採用するため、コストを柔軟に管理できるのも魅力です。また、採用費用や教育コストも抑えられるでしょう。

さらに、プロジェクトのニーズに応じて人員を増減できるため、さまざまな経費の負担を回避できます。

即戦力人材を柔軟に活用できる

豊富な経験と専門知識を持つ、優秀なフリーランスのインフラエンジニアを活用することで、短期間で高品質な成果を得られるでしょう。また、特定の技術やプロジェクトに合った人材を迅速に確保できれば、プロジェクトをスムーズに進めることが可能です。

このように、業務委託では、即戦力人材を柔軟に活用できるのがメリットです。

自社の生産性や競争力の向上につながる

フリーランスエンジニアの専門知識と経験を活かすことは、短期間で質の高い成果を上げるために有効です。例えば、効率的なシステム運用が実現することにより、生産性が向上します。また、最新技術の導入も容易になるため、効率的な運用と革新的なソリューションの提供が可能となり、市場での優位性も高まるでしょう。

関連記事:インフラエンジニア案件をフリーランスに業務委託する方法とメリットを解説

優秀なフリーランスインフラエンジニアの獲得に特化型のエージェントがおすすめな理由

一般的な人材採用では、クラウドソーシングサイトやリファラル採用も効果的なケースがありますが、スキルレベルにバラつきが出やすかったり、急ぎの採用に対応しにくいといった課題が残ります。そのため、優秀なフリーランスインフラエンジニアを獲得する際は、特化型のエージェントの利用がおすすめです。以下で、その理由を詳しく解説します。

専門性の高い人材を獲得できる

特化型エージェントは、インフラエンジニアに特化した知識とネットワークを持っています。そのため、一般的なクラウドソーシングサイトに比べて、求める技術スキルを持った専門性の高い人材を迅速に紹介してもらえるのが魅力です。

また、エージェントの豊富な経験により、応募者の技術力や過去の実績を適切に評価できるため、企業のニーズにマッチした人材を獲得しやすくなります。

ミスマッチが少なく迅速に採用できる

特化型のエージェントを利用することで、採用時のミスマッチのリスクが低減されます。

これは、エージェントが企業のニーズや文化を深く理解した上で適切な候補者を紹介するため、企業と候補者の間で期待値の不一致が減少するからです。

質の高い採用サポートが受けられる

特化型エージェントは、質の高い採用サポートを提供しています。エージェントは、企業のニーズに合わせた人材を紹介するだけでなく、面接の調整やスキルテストの実施、採用手続きの支援など、総合的なサポートを行っています。これにより、企業の採用プロセスが円滑に進むでしょう。また、エージェントは採用後のフォローアップも行ってくれるため、採用した人材の定着率も向上します。

このように、エージェントの質の高いサポートを受けることで、採用担当者の負担が大幅に軽減されるでしょう。

関連記事:インフラエンジニア採用にエージェントを活用するメリットと選び方を解説

優秀なフリーランスインフラエンジニアの採用は「クロスネットワーク」におまかせ

クロスネットワークは、インフラエンジニア専門の特化型エージェントサービスです。即戦力となる優秀なITインフラ系エンジニアを、クライアント企業のニーズに合わせ、迅速にマッチングできるのが強みです。

クロスネットワークには、厳正な審査を通過した高度な技術を持つインフラエンジニアが、多数在籍しています。業界に精通したキャリアコンサルタントが、クライアント企業の採用プロジェクトをサポートするため、自社に合う人材を迅速に見つけることが可能です。

また、採用後のサポートも充実しており、さまざまな採用トラブルを回避できるため、安心してサービスをご利用いただけます。

さらに、登録しているインフラエンジニアと合意があれば、正社員としての採用も可能。スカウトや人材紹介機能もあるため、採用難易度の高い、即戦力となるインフラエンジニアの採用機会を最大限サポートします。

エージェントに相談いただければ、最短3営業日でのアサインも可能です。また、週2〜3日の柔軟な依頼も可能なので、自社の作業量に応じて効率的に外注することが可能です。こちらよりサービス資料を無料でダウンロードできます。即戦力のインフラエンジニアをお探しの方は【お問い合わせ】ください。平均1営業日以内にご提案します。

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サービス資料でわかること
  • クロスネットワークの特徴
  • クロスネットワークに登録しているインフラエンジニア参考例
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クロスネットワーク編集部
記事を書いた人
クロスネットワーク編集部

日本最大級のインフラエンジニア専門エージェントサービス『クロスネットワーク』の編集チーム。